強い味わいのブルーチーズはあまり好まれないという時代の流れに沿い、優しく穏やかな仕上がりで生まれたこのブルーチーズは、火山地帯としても知られるピュイ・ド・ドーム県サンジュリアン・ピュイ・ラザレで、熟成の段階で灰をかけてつくられます。円筒形で直径約9.6cm、高さ約5cm、重量は約240gのお手頃なサイズ感で冷蔵庫での保存性にも優れています。中身はクリーミーな質感で、その特徴的な外観と、中身に青緑色のカビと香り高い風味を持ち、フルーティーで繊細な味わいです。良質な山育ちの牛のミルクを使用しており、とても食べやすく、ブルーチーズ初心者の方にもおすすめなマイルドな仕上がりです。
地元オーヴェルニュのワインはもちろん、ガメイなどのフルーティーな赤、または初夏の季節にぴったりな爽やかな白ワインやシャンパンなどと一緒に楽しむのもおすすめです。ラカイユ社のオリヴィエ・プーペさんは、パンのスライスをトーストして、厚めにプティ ブルー サンドレを塗り広げ、ナッツのスライス、ミニトマトを半分に切ったもの、すこし焼き目をつけたパプリカをパンにのせ、少しのオリーヴオイルをサラダにかけて、よく一緒に楽しむそうです。
灰まぶしの個性的な見た目をしていますが、味わいは優しく、爽やかな初夏の季節にぴったりです。
倭国では梅雨の時期でもありますが、お部屋でゆっくり楽しめるこのブルーチーズをぜひお求めください。お酒とご一緒に父の日のプレゼントにもおすすめです。
フェルミエでは、フルム ダンベール、ブルードーヴェルニュ、ブルー ド ラカイユなど、数々の魅力的なブルーチーズの生産者としてファンの多いラカイユ社。アントワーヌ・サルリエーヴ市長が旗振り役となり、第2次世界大戦の貧困から地域を立て直すため、1948年に設立されました。1971年には協同組合となり、いくつもの伝統的なブルーチーズを生み出していきました。
ラカイユ社は、ラカイユ市のサンシー山麓の裾野にある標高950メートルに位置し、近隣の牛乳生産者から原料乳を集めています。この地域は、穏やかな起伏の牧草地帯が広がる田園地帯で農家の規模は小さく、1軒あたりの乳牛飼育頭数は30~50頭ほど。牛たちは美しい大自然の中で幸せに暮らし、豊かな牧草をたっぷり食んで、最高のミルクを私たちに与えてくれるのです。
フランス各地のチーズ商たちからも絶大な信頼がある同社のオリヴィエ・プーペさん(写真左)は、その明るいキャラクターを活かして度々メディアに出演し、地域自慢vsお国自慢の企画などで活躍しています。大のお酒好きで食べ歩きも大好き。自らフランスで自分のチーズを取り扱っているお店を訪ね、シェフたちと交流を深めています。ラカイユ社への絶大な信頼があるのは、彼のその人望や営業力、おもてなしの心とその笑顔によるところも大きく、各国のシェフたちは、引き寄せられるように彼のお店に集まってくるのです。
¥3,770(税込)
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